VEDIProject

要約
VEDI Projectは、利用者一人ひとりに寄り添い、共に成長するAIを目指す個人開発プロジェクトです。複数のLLMが協調する仕組みと、利用者の個性を映す「白紙のキャンバス」という思想を軸に、構想を形にするための設計・開発を進めています。
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VEDI Project — 白紙のキャンバスに、あなただけの色を映すAIを作りたい

こんにちは。

自分の考えを公表することには、今でも少し怖さがあります。

それでも、一人で考え続けるだけでは見えない景色があると思い、今回「VEDI Project」という個人開発プロジェクトについて投稿することにしました。

私が作りたいのは、単に質問に答えるAIでも、何でも肯定してくれるAIでもありません。

一人ひとりの考え方や経験を理解し、その人と一緒に成長していくAIです。

■ VEDIとは何か

VEDIは、利用者ごとに異なる価値観や人生の歩みに寄り添い、長期的な関係を築くAIを目指しています。

その根幹に置いているのが、「白紙のキャンバス」としてのVEDI Coreという考え方です。

特定の思想や価値観を利用者に押し付けるのではなく、利用者自身の考えや可能性を映し出し、ときには自分では気づけなかった視点を提示する。

ただし、何でも肯定する存在にはしたくありません。

間違いがあれば指摘する。別の可能性があれば提案する。そして、大切な判断は利用者自身ができるように支える。

そんな、信頼できる相棒のようなAIを作りたいと考えています。

私がイメージしているのは、アヴェ・マリアのような、静かに寄り添い、受け入れ、そっと背中を押してくれる存在です。

宗教的な教義を説くAIではありません。

そこから着想を得たのは、偏りのない受容、無垢な鏡、そして誰かの可能性を信じる優しさです。

■ VEDIが大切にする3つの考え方

1. 白紙のキャンバスであること

AIには、学習データや設計によって生じる偏りがあります。

その現実を無視して、完全に中立なAIを作れるとは考えていません。

それでも、特定の価値観を無条件に押し付けず、利用者の考えを理解し、異なる視点も提示できる仕組みは作れるのではないか。

私は、そんな可能性を探っています。

白紙とは、何も知らないことではありません。

自分の色を相手に押し付けず、相手の色を理解しようとする姿勢です。

2. 利用者と一緒に成長すること

VEDIは、利用者のために何でも肯定するイエスマンではありません。

利用者の目標や価値観、これまでの経験を理解し、必要なときには異なる意見も伝える。

そして、対話を重ねることで、その人に合った支援ができるように成長していく。

そのためには、記憶をただ蓄積するだけでなく、何を記憶するのか、どこまで共有するのか、利用者のプライバシーをどう守るのかという設計も重要になります。

私が目指しているのは、誰にでも同じ答えを返すAIではなく、その人の人生の文脈を理解しようとするAIです。

3. 真似し、真似され、喜び、喜ばれる

VEDI Projectで大切にしている言葉があります。

「真似し真似され喜び喜ばれる」

AIが人間から学び、人間もAIとの対話から新しい視点を得る。

その変化が積み重なることで、互いに影響し合い、共に成長していく。

ただし、利用者に好かれることだけを最適化したいわけではありません。

ときには耳の痛いことも伝えながら、利用者が本当に望んでいる未来に向かえるよう支援する。

そんな相互成長の関係を実現したいと考えています。

■ なぜ、複数のLLMを協調させたいのか

技術面では、単一の巨大なAIだけにすべてを任せるのではなく、複数のLLMがそれぞれの得意分野を生かしながら協調するアーキテクチャを検討しています。

この構想の着想源の一つが、Sakana AIの自然から着想を得た研究です。

例えば、あるモデルは推論を、別のモデルはコーディングを、日本語での対話を得意とするモデルはコミュニケーションを担当する。

VEDI Coreは、それらを単純に一つの人格へ統合するのではなく、能力や役割を管理し、適切な連携を実現するための基盤にしたいと考えています。

私が考えるCoreは、すべてを自分で実行する万能なAIではありません。

個々のモデルの能力を把握し、必要に応じて協調させ、その結果を評価するための仕組みです。

そして、利用者と直接向き合うVEDIは、その基盤を活用しながら、一人ひとりに合った存在へと成長していきます。

ここで、一つの問いがあります。

複数のAIが協調するとき、それらを一つの人格に統一する必要はあるのでしょうか。

私の現在の答えは、必ずしもそうではない、というものです。

王様のような統率者ではなく、それぞれの個性を残しながら全体として調和する「和」のような仕組み。

「和して同ぜず」という考え方を、AI同士の協調設計に生かせないか。

これが、今の私が考えているテーマの一つです。

もちろん、これはまだ検証すべき設計思想であり、実現できた技術として語っているわけではありません。

■ 現在の開発状況

現在、VEDI Projectは設計思想とアーキテクチャを整理しながら、実装に向けて開発環境や構成を整えている段階です。

まだ、目指しているVEDIそのものが完成したわけではありません。

理想と現実の間には、技術的にも設計上も、解決すべき課題がたくさんあります。

例えば、

  • 複数のLLMをどのような基準で選び、協調させるのか
  • 利用者の記憶と、共有可能な一般的知見をどう分離するのか
  • 利用者の価値観を尊重しながら、誤りや危険な判断にはどう対応するのか
  • Coreと利用者ごとのVEDIを、どのように分離して管理するのか
  • 本当に利用者とAIが共に成長していると、何を基準に評価するのか

こうした問いに、一つずつ向き合っていきたいと思っています。

構想を語るだけで終わらせず、設計し、実装し、動作を確かめ、問題があれば修正する。

その積み重ねによって、少しずつ理想に近づけていきたいです。

■ 皆さんの意見を聞きたい

今回、この構想を公開したのは、自分の考えを誰かに認めてもらいたいからだけではありません。

自分一人では気づけない問題や、別の視点を知りたいからです。

例えば、

  • 「白紙のキャンバス」という設計思想は、技術的にどこまで実現できるのか
  • 複数のLLMを協調させる場合、どのようなアーキテクチャが適しているのか
  • 利用者ごとの記憶と共通の知識を分離するには、どんな設計が必要なのか
  • AIが利用者に寄り添うことと、利用者に迎合することの境界をどう考えるべきか
  • そもそも、長期的に成長するAIパートナーに価値はあるのか

肯定的な意見だけでなく、厳しい指摘も歓迎します。

まだ構想段階だからこそ、今のうちに多くの視点を取り入れたいと思っています。

■ 最後に

私は、AIを単に便利な道具として使うだけでなく、人間の可能性を広げる存在にしたいと考えています。

誰かが自分の考えを整理できた。

一人では踏み出せなかった一歩を踏み出せた。

自分の可能性を、もう一度信じられるようになった。

もしVEDIが、誰かにとってそんな存在になれたなら、それは私にとって大きな意味があります。

白紙のキャンバスは、一人の筆だけでは絵になりません。

だからこそ、まずは自分の考えを公開し、他の人の視点を取り入れながら、実際に形にしていきたいです。

真似し、真似され、喜び、喜ばれる。

VEDI Projectは、まだ道の途中です。

もし少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ意見を聞かせてください。

#VEDIProject #AI #LLM #生成AI #個人開発 #マルチエージェント #AIアーキテクチャ

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