
Kurashi Lab — 暮らしの数字を、わかりやすく。
Kurashi Labは、電気料金やライフプランなど、暮らしに関わる数字を自分の条件で試せるWebサービスです。
平均値や一般論を見るだけではなく、条件を入力し、変えたときに結果がどう動くかを比較できる場所を目指しています。
なぜ作ったのか
生活に関する数字を調べると、制度や平均値は見つかっても、「自分の場合はどうなるか」まで置き換えるのは意外と大変です。
たとえば電気料金は、契約アンペアや月ごとの使用量、料金プランで結果が変わります。将来のお金も、収入・支出・住宅・教育・年金などの前提を少し変えるだけで見え方が変わります。
そこで、暮らしのデータを集めて、条件を変えながら気軽に試せる「小さな研究室」を作ってみました。
今できること
電気料金比較
契約アンペアと月ごとの使用量から、東京電力エリアの複数プランを比較できます。
合計金額だけでなく、基本料金、電力量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金などの内訳も確認できます。安いプランを一方的に勧めるのではなく、どの要素で差がついたのかを見るためのツールです。
ライフプランシミュレーション
収入・支出・資産・住宅・教育・年金などの条件から、年ごとの資産推移を試算できます。
まず現在の前提でプランを作り、資金不足が起きそうな時期を確認し、下振れや万一への備えまで順番に検討できるようにしています。
FIREシミュレーション
現在の資産、毎月の積立、想定利回り、FIRE後の生活費などから、FIREの達成時期を試算します。
Standardだけでなく、Coast・Barista・Side・Lean・Fat FIREを同じ条件で計算し、それぞれの違いをまとめて比較できます。
大切にしていること
自分の場合を確認できること
Kurashi Labの基本的な体験は「入力 → 計算 → 比較 → 発見」です。
結果を一度見るだけではなく、「積立額を変えたら?」「教育費が増えたら?」と条件を動かしながら考えられることを重視しています。
数字の根拠を隠さないこと
計算結果だけではなく、使った料金や制度の出典、計算の内訳もできるだけ確認できるようにしています。
複雑なものを複雑なまま見せない一方で、単純化によって根拠まで隠さないようにしたいと思っています。
入力した生活の情報をむやみに送らないこと
ライフプランやFIREでは、資産や収入など少し扱いづらい情報を入力します。
入力値はブラウザ内のlocalStorageに保存し、通常はサーバーへ送信しません。ライフプランの共有も、データをURLの#以降に埋め込む仕組みです。
どうやって作っているか
フロントエンドはScala.jsとscalajs-reactで実装しています。
お金、年齢、使用量などは単なる数値として引き回しすぎず、ironの精緻型やドメイン型で表現しています。計算ロジックとlocalStorageなどのブラウザ機能も分け、計算部分を単体で検証しやすくしました。
主要ページはViteでSSGし、ブラウザ上でhydrateします。JavaScriptで動くシミュレーターですが、最初の表示や検索エンジンからもページの内容が分かる構成です。
これから
教育費や住宅費など、暮らしに関わるテーマを少しずつ増やしていく予定です。
暮らしの選択で迷ったとき、まず条件を入れて雑に試せる場所に育てたいです。