
家族の買い物とやることを共有するアプリ
Togethery は、家族で「買うもの」と「やること」を共有するためのリストアプリです。iOS と Android で公開しています。
作ったきっかけ
キッチンで食器用洗剤が切れているのに気づき、次に買い物へ行く家族に伝えようと思ったことがありました。ところが、別のことをしているうちに忘れてしまい、必要になってから思い出しました。
うちでは、こういう小さな伝え忘れが何度かありました。チャットに書いてもほかの話題に埋もれますし、冷蔵庫に貼ったメモは買い物先で見られません。「週末にこれをやろう」と話したことも、二人とも覚えているつもりで忘れてしまいます。
仕事用のタスク管理ツールも試しました。ただ、買い物を一つ書くためにプロジェクトや担当者を決めるのは、家で続けるには少し面倒でした。
そこで、思いついた人がすぐに書けて、家族の誰が開いても同じ内容を見られるアプリを作ることにしました。
できること
「買い物」と「やること」は別のタブ
最初はすべてを一つの一覧に入れていました。しかし、スーパーで買うものを確認しているときに家事の予定まで並んでいると見づらかったため、二つのタブに分けました。
家族の画面にすぐ反映
誰かがリストに追加すると、同じグループの家族の画面にもすぐ反映されます。家族がそれぞれの端末から同じリストを見られるので、あとから伝え直したり、更新を確認してもらったりする必要がありません。
メモとコメント
「牛乳」だけでは、種類や本数まで伝わらないことがあります。アイテムの詳細にメモを残したり、コメントで相談したりできます。
通知、フォルダ、カレンダー
新しいアイテムやコメント、家族がグループに参加したときに通知します。期限を設定したやることは、指定した時刻や朝のまとめ通知で確認できます。通知は種類ごとにオン・オフできます。
フォルダは用途に合わせて作成できます。期限のあるやることは、カレンダーからも確認できます。
担当者を割り当てない理由
Togethery は、家の中で迷わず使える、シンプルで手軽なアプリにしたいと考えています。
担当者を設けると、項目を追加するたびに「誰がやるか」を決める操作が増えます。買い物や家事のメモでは、そのひと手間が使い続けにくさにつながると感じました。
そのため担当者は設定せず、気づいた人がそのまま済ませられる形にしています。完了したあとには、誰が済ませたかだけ確認できます。
開発について
Flutter で iOS / Android アプリを開発し、バックエンドには Firebase(Firestore / Authentication / Cloud Functions / Cloud Messaging / Crashlytics)を使っています。
日本語・韓国語・英語に対応しており、文言を追加するときは三つの言語を同時に更新しています。
Firestore の読み取りを減らす
当初はアプリを開くたびにリスト全体を取得していました。リストアプリは一日に何度も開くため、このままでは Firestore の読み取り回数が増え続けます。
現在は、前回の同期以降に変更されたデータだけを取得するようにしています。家族が同時に編集した内容を共有しつつ、不要な読み取りを増やさないためです。
朝の通知を端末ごとに扱う
その日の「やること」をまとめる朝の通知は、最初はユーザー単位で送信時刻を管理していました。しかし、同じアカウントをスマートフォンとタブレットで使う場合や、端末ごとにタイムゾーンが異なる場合には、通知する日付や時刻がずれる可能性があります。
現在は、送信時刻と「今日」の区切りを端末ごとに判定しています。
料金
基本機能は無料で利用でき、無料版には広告が表示されます。プレミアムプランでは広告が非表示になり、無料版の利用上限が解除されます。
同じグループの一人がプレミアムを購入すれば、ほかのメンバーもプレミアム機能を利用できます。家族それぞれが購入する必要はありません。
今後追加したいこと
毎週の掃除や日用品の補充など、繰り返す「やること」は現在その都度追加する必要があります。まずは繰り返し登録に対応したいと考えています。
外部カレンダーとの連携も検討しています。ただし、Togethery のカレンダーは予定表ではなく、期限のある「やること」を確認するための画面なので、どのように連携するのが自然かはまだ決めていません。
リンク
個人で開発と運用を続けています。使っていて分かりにくいところや不具合があれば、教えていただけるとうれしいです。
