GitHub Discussions を Organization で活用する手順

サービス開発後、ユーザーとのコミュニケーションを効率化するために、GitHub Discussions を活用する。Discussions を利用することで、ユーザーからのフィードバックや新機能追加の要望を受け付けることができる。バグの報告は Issue に移行する。

個人アカウントの名前空間を避けるため、GitHub Organization を利用する。これにより、専用の名前空間でリポジトリを管理しやすくなる。

Organization を作成する

1. GitHub の右上アイコンをクリックし、「Your organizations」を選択。
2. 「New organization」をクリック。
3. 必要情報を入力し、Organization を作成する。無料プランを選択する。
4. Organization 名にプロジェクト名を設定し、以下のような URL に変更する。

URL の例

• 個人リポジトリ: github.com/username/my-community
• Organization リポジトリ: github.com/izanami/izanami-community

izami-community リポジトリを作成する

1. Organization 内で新規リポジトリ（例: izanami-community）を作成する。
2. リポジトリの「Settings」に移動。
3. 「Features」セクションで Discussions を有効化する。

既存リポジトリを Organization に移動する

既存のリポジトリを Organization に移動する場合、以下の手順を実行する。

1. 移動元のリポジトリを開く。
2. リポジトリの「Settings」に移動。
3. 下部の「Danger Zone」セクションから「Transfer Ownership」をクリック。
4. 移動先の Organization 名（例: izanami）を入力。
5. リポジトリ名を再入力して移動を確定する。

カテゴリを作成する

Discussions の投稿を整理するためにカテゴリを作成する。

1. Discussions タブを開く。
2. 左側メニューの「Categories」から「Manage categories」をクリック。
3. 必要なカテゴリを追加し、説明やアイコンを設定する。

推奨するカテゴリ例

• アナウンス（運営からの連絡）
• ヘルプ（質問・サポート）
• 不具合報告
• 機能リクエスト
• 障害情報

運用のヒント

1. 初期アナウンスの投稿 コミュニティの使い方や投稿ルールを説明するアナウンスを作成し、トップにピン留めする。

2. 投稿への対応 投稿された内容には迅速に対応し、コミュニティを活性化させる。

3. リンクの設置 サービスのウェブサイトやドキュメントに以下のリンクを設置し、ユーザーが簡単にアクセスできるようにする。

GitHub Discussions

完成形のイメージ

GitHub Discussions を有効化したリポジトリ:

Izanami Discussions

以上、Organization 名を活用し、個人名空間を避けたリポジトリ管理。