有料プラン契約して、ガンガン回した結果、Antigravity + Gemini 3 Pro のデザイン再現率をさらに引き上げるコツを掴んだぜぃ
ポイントはこれ
- セクション単位で狭く切り出して画像を見せる
- 既存のコードとクラス設計を読み込ませた状態で生成させる
- 細かい修正指示を反復で伝える
- 80 点を生成させた後に、細かいフィードバックを出す
だいたい、これやればデザインの精度がバク上がりする
でも、無料やと、すぐにレートリミットや!
なんで、個人アカウントに切り替えて、Google AI Pro(月額 2,900 円) を契約するといい
Workspace アカウントは、Google AI Pro の契約ができないからね
Antigravity だけ使うなら Pro で十分。エージェントモデルのレート制限も引き上がるからね
結論から言うと、セクション単位で切り出すのが最強
再現したい UI を「全画面で渡す」のではなく、セクション単位で狭く切り出してアップロードすると精度が跳ね上がる
なんでかというと、余計な情報に引っ張られなくなるぶん、余白の取り方、フォントの太さ、階層構造、要素の重なりなどをピクセル感覚で読み取ってくれるから
「ここを見て!」と切り出すことで、モデルの視覚的な解像度が上がり、余白のピクセル感、フォントのウエイト、微細なシャドウや角丸の R(半径)まで正確に認識できるようになるんよ
Gemini 3 Pro のマルチモーダル読み取りはかなり優秀で、明示的に指定してなくても余白やヒエラルキーを尊重してくれる。旧世代のモデルより「見る」能力が格段に上がってるんよね
Antigravity ってそもそも何なん?
Antigravity は Google が作ったエージェント主導の開発プラットフォーム。ベースには世界で最も使われている VS Code が採用されていて、そこに Google の最新 AI モデル Gemini 3 が組み込まれてる
特徴的なのは、AI エージェントがエディタ、ターミナル、ブラウザに直接アクセスできる点。エージェントが自律的に計画を立てて、複雑なエンドツーエンドのソフトウェアタスクを同時に実行しながら、自分自身でコードを検証してくれるんよ
VS Code での初期テストでは、Gemini 3 Pro は Gemini 2.5 Pro と比較してソフトウェアエンジニアリングの課題解決精度が 35% 向上したらしい
Antigravity は現在パブリックプレビュー中で、MacOS、Windows、Linux で無料で使える。5 時間ごとにリフレッシュされるレート制限はあるけど、Gemini 3 Pro だけでなく、Anthropic の Claude Opus 4.5 や OpenAI の GPT-OSS も使えるようになってる
既存のコードを読み込ませると精度が爆上がりする
既存のコードとクラス設計を読み込ませた状態で生成させると、サイト全体のトーン & マナーを壊さずに実装してくれる
Tailwind や CSS を整理しておくほど、それを吸収して一貫性のあるコードを出力してくれるんよね
具体的には「既存の Tailwind config を使って」とか「Button.tsx の props を再利用して」みたいな制約を追加すると、新しいコンポーネントを発明するんじゃなくて、既存のコードベースにきちんと馴染んでくれる
微調整を諦めないのが最強のアプローチ
角丸の数値、間隔、配置位置などの細かい修正指示を反復で伝えるほど、理想形に収束していく
一発で 100 点を目指すよりも、「80 点の構造」を出した後に、「角丸をもっと小さく」「左寄せに」といった具体的なフィードバックを出す方が、結果的に最速で 120 点のクオリティ(理想以上)に到達するんよ
Antigravity の特徴として、実装計画にコメントを追加できて、AI エージェントがそのフィードバックを認識して計画を更新する機能がある。この反復的なアプローチにより、開発初期段階での仕様調整がめっちゃ容易になってる
Antigravity に聞いてみたら正解やった
上記の方法が正しいか Antigravity 自身に聞いてみたところ、完全に合ってるとのこと
これは経験則だけじゃなくて、ツールの設計思想ともマッチしてるってことやね
具体的なワークフロー
画面の切り替えを覚えよう
Antigravity では主に「Agent Manager」と「Editor」の 2 つの画面を ⌘E で切り替えて作業する
- Agent Manager: エージェントの実行状況、タスク、権限確認などの管理画面
- Editor: コードを書いたり、ファイルを編集したりする開発画面
Planning モードと Fast モードを使い分ける
Conversation Mode では 2 つのモードを切り替えられる
- Planning: 複雑なタスクや調査、共同作業向け。実行前に計画を立ててくれる
- Fast: シンプルなタスク向け。直接タスクを実行して素早く完了させる
デザイン再現のように精度が求められる作業は Planning モードで計画を立ててからやると、失敗が少なくなるよ
ブラウザ連携で視覚的フィードバックを得る
専用の Antigravity Browser Extension を Chrome にインストールすると、エージェントによる視覚的フィードバックや UI 修正が可能になる
Chrome 上でアプリが起動して、修正していく様子をリアルタイムで確認できるんよ。View をクリックすると AI が実施した実際の動作確認のキャプチャを見ることができて、このキャプチャは Artifact として保存されてる
日本語設定のやり方
Agent パネル右上の「...」から「Customizations → Rules → +Global」で「日本語で回答してください」と設定すると、日本語でやり取りできるようになる
プロンプトも日本語で OK。「シンプルな ToDo リストアプリを作って。デザインはモダンでおしゃれにして。完成したらブラウザで動作確認までして。」みたいな指示で、必要なファイル(HTML/CSS/JS)を作成してくれる
画像生成機能も使える
Antigravity には NanoBanana(Gemini 3 Pro Image)による画像生成機能も統合されてる
UI モックアップ生成はデザイン段階でのフィードバックやコード生成前の確認にめっちゃ有効。ウェブサイト向けの画像アセット生成では、ストック画像を探す代わりに直接適した素材を生成できるんよ
他の AI IDE だと、こういう画像生成は MCP への接続みたいなワークアラウンドが必要やけど、Antigravity は直接使えるのが強み
Figma との連携も進んでる
Figma Make では Gemini 3.0 をモデルとして選択できるようになってる
フロントエンド開発者は Figma のワイヤーフレームをクリーンな HTML/CSS に変換できる。Rube がデザインをフェッチして、Antigravity が UI コードを生成するワークフローが可能やねん
Gemini 3 Pro は Figma Make において、デザインを精密に変換して、幅広いスタイル、レイアウト、インタラクションを生成する強力な基盤として機能してる
効果的な使い方のまとめ
- セクション単位で切り出す: 全画面じゃなくて、再現したい部分だけを狭く切り出してアップロード
- 既存コードを読み込ませる: Tailwind config や既存コンポーネントの props を参照させて一貫性を保つ
- 制約を明示する: 「既存の Tailwind config を使って」「Button.tsx の props を再利用して」みたいに具体的に指示
- 反復で微調整する: 一発で完璧を目指すより、80 点の構造を出してから具体的なフィードバックで詰める
- Planning モードを活用: 精度が求められる作業は計画を立ててから実行
- ブラウザ連携を使う: リアルタイムで視覚的なフィードバックを得て修正
他の AI IDE との違い
Cursor や Windsurf みたいな AI IDE と比較して、Antigravity の特徴的な点は
- エージェントが主役: AI が補助ツールじゃなくて、開発プロセス全体を主導する
- ブラウザ直接操作: エージェントがブラウザを操作して動作確認まで自動化
- 画像生成統合: NanoBanana による画像生成が直接使える
- 計画へのフィードバック: 実装計画にコメントを追加して、AI が認識・更新してくれる
Google AI Studio、Vertex AI、Gemini CLI でも Gemini 3 を使えるし、Cursor、GitHub、JetBrains、Manus、Replit といったサードパーティプラットフォームでも利用可能になってる
プロンプトのコツ
Google が公式に推奨してるデザイン関連のプロンプト設計のポイント
Make a design that feels premium and state of the art. Avoid creating simple minimum viable products. Don't use placeholders. If you need an image, use your generate_image tool to create a working demonstration.
つまり「プレミアム感のあるデザインを作って。シンプルな MVP は避けて。プレースホルダーは使わないで。画像が必要なら generate_image ツールで実際の素材を作って」という感じ
システマチックなアプローチとしては
- Plan and Understand: ユーザー要件を完全に理解して、モダンなデザインからインスピレーションを得る
- Build the Foundation: CSS の作成・修正から始めて、コアデザインシステムを実装
- Create Components: デザインシステムを使って、フォーカスされた再利用可能なコンポーネントを構築
- Assemble Pages: 適切なルーティングとレスポンシブレイアウトでデザインを組み込む
- Polish and Optimize: 仕上げと最適化
この流れで進めると、構造化されたアプローチでデザイン再現の精度が上がるよ
Rules で一貫性を保つ
Antigravity では Rules という機能でエージェントの行動指針を設定できる
コードスタイルを統一したい、常にメソッドをドキュメント化したい、みたいなガイドラインを追加しておくと、エージェントがそれを考慮してコードを生成・テストしてくれる
デザイン再現においても、「角丸は常に 8px」「余白は 4 の倍数」みたいなルールを設定しておくと、毎回指示しなくても一貫性のある出力が得られるようになるんよ
まとめ
Antigravity + Gemini 3 Pro でデザイン再現率を上げるポイントは
- 全画面じゃなくてセクション単位で切り出す
- 既存のコードとクラス設計を読み込ませる
- 微調整を諦めずに反復で指示する
- 一発で 100 点より、80 点から詰める方が速い
AI IDE の使い方って、「どうやって効率よく指示を出すか」がめっちゃ重要。Antigravity は特にその辺の設計がうまくできてて、反復的なフィードバックを前提としたワークフローになってる
有料プランで制限なくガンガン回せる環境があると、この「反復」の部分が圧倒的に楽になるから、本気でデザイン再現に取り組むなら投資する価値はあると思うよ