Cursor の .cursorrules の書き方
要約
Cursor の隠れた強力な機能の 1 つが、`.cursorrules` ファイルによるカスタマイズです。AI アシスタントの動作ルールをプロジェクトに最適化できます。
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.cursorrules とは
.cursorrules
は、プロジェクトのルートディレクトリに配置するルールを設定する特別な設定ファイルです。しかし、これは単なる設定ファイルではありません。AI の振る舞いを定義し、プロジェクト固有の規則やベストプラクティスを強制することができるのです。
設定ファイルは定期的にレビューし、プロジェクトの成長に合わせて進化させていくことをお勧めします。
基本的な構文
.cursorrules
は JSON 形式で記述します。その構造は一見シンプルですが、驚くほど柔軟な設定が可能です。
高度な設定例
基本的な命名規則だけでなく、より複雑なルールも設定できます。以下の例を見てみましょう。
カスタムルールの定義
プロジェクト特有の要件に対応するため、カスタムルールを定義することもできます。
ルールの適用範囲
ルールはグローバルに適用することも、特定のディレクトリやファイルに限定することも可能です。
AI アシスタントの振る舞い制御
.cursorrules
の真価は、AI アシスタントの動作をカスタマイズできる点にあります。
ベストプラクティス
.cursorrules
を効果的に活用するためのポイントをまとめました。
段階的な導入
- まずは基本的なルールから始める
- チームの合意を得ながら拡張する
- 定期的にルールの有効性を見直す
プロジェクト構造との整合性
- アーキテクチャの制約を反映
- コーディング規約との統一
- テスト戦略との連携
過度に厳格なルールは開発の妨げになる可能性があります。チームの生産性とコード品質のバランスを考慮しましょう。
トラブルシューティング
ルールが期待通りに動作しない場合は、以下を確認します。
- JSON の構文が正しいか
- ファイルがプロジェクトルートにあるか
- 設定した範囲が正しいか
- ルールの優先順位が適切か
VS Code の JSON スキーマ機能を活用すると、.cursorrules
の記述が容易になります。
まとめ
.cursorrules
は、プロジェクトの品質を維持し、チームの生産性を向上させる強力なツールです。適切に設定することで、AI アシスタントはより賢く、より効果的にあなたのコーディングをサポートします。
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