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TapForge βテストユーザー募集のお知らせ

フリーランサー向けのNFCデジタル名刺サービスです。 アプリ不要のリンクツリーシステムと、名刺管理アプリを統合。 オリジナルデザインが設計できるNFCカードもセットで提供。 従来の紙名刺+OCRアプリから大幅にコストを削減し、フリーランスのネットワーキング効率化を支援します。

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TapForgeとは

TapForgeは、フリーランサー向けのNFCデジタル名刺サービスです。従来の紙名刺の課題(高コスト、整理の手間、言語の壁、フォロー率の低さ)をNFC技術とAI機能で解決し、コストを51%削減(¥12,200〜→¥6,000)、フォロー率を15%から40%に向上させることができます。

TapForgeイメージ図
TapForgeイメージ図

主な特徴

TapForgeは通常別アプリで年間¥7,200〜かかるOCR名刺読み取り機能を無料で統合しています。現在は日本語・英語の2言語に対応しており、今後中国語・韓国語・スペイン語を追加して5言語対応を予定しています。NFCタップ一つで即座にプロフィールが表示されるため、相手にアプリのインストールを求める必要がありません(オンライン環境が必要です)。

こんな方におすすめ

IT、コンサル、クリエイティブ業界のフリーランサー(25〜45歳)で海外案件を増やしたい方、名刺管理を効率化して年間500枚の紙名刺印刷費¥5,000を削減したい方、ペーパーレス化でSDGs目標12に貢献したい環境配慮型のビジネスを実践したい方に適しています。

主要機能

紙の名刺をAIで撮影すると、自動でVCard形式に変換してデバイスに保存できます。通常別アプリで年間¥7,200〜のOCR機能を無料で統合し、名刺整理を5分で完了させます。多言語プロフィール共有機能では、現在日本語・英語の2言語対応、今後中国語・韓国語・スペイン語を追加し5言語対応予定で、海外クライアントとの言語の壁を解消します。NFCタップ一つで即座にプロフィールを表示できるため、相手にアプリのインストールを求めることなく、スムーズな名刺交換を実現します。

技術的な特徴

なぜマルチモーダルAI(Gemini API)を使うのか

TapForgeのOCR機能では、Google Gemini Flash Latestというマルチモーダルモデルを採用しています。従来のOCR APIと何が違うのでしょうか。

TesseractやGoogle Cloud Visionといった従来のOCR技術は、整然と配置されたテキストの認識には優れていますが、日本の名刺特有の課題には対応しきれません。例えば、縦書きと横書きが混在するレイアウトや、デザイン性の高い名刺、手書き文字が含まれる名刺などです。また、「佐藤太郎」のようにスペースなしで記載された氏名から姓と名を自動で分割したり、複数の電話番号から携帯・FAX・固定電話を判別するといった知的な処理も苦手です。

Gemini APIはこれらの課題を、画像全体の文脈を理解することで解決します。視覚的なレイアウトを読み取り、デザイン意図を把握しながら情報を抽出できるため、ロゴマークと文字情報を正確に区別したり、手書きの崩れた文字も高精度で認識できます。

実装では、Gemini APIに対して日本の名刺に特化したプロンプトを設計しています。氏名の姓名分割、会社名の正式名称抽出、メールアドレスのtypo防止、電話番号の種別判定(070/080/090は携帯、03等の市外局番は固定電話、FAX表記があればFAX)など、細かなルールを指定することで、従来のOCRでは実現できなかった複雑な名刺の読み取りを可能にしています。

iPhoneユーザーのための画像前処理

スマートフォンで撮影した名刺画像をそのままAPIに送ると、いくつかの問題が起きます。iPhoneが標準で使うHEIC形式はブラウザやAPIで広くサポートされていませんし、最近のスマホカメラは高解像度すぎてファイルサイズが大きく、Next.jsのAPI制限(4MB)を簡単に超えてしまいます。

TapForgeではこれらを3つのステップで解決しています。

HEIC形式の変換

iPhoneのHEIC(High Efficiency Image Container)形式を検出したら、heic2anyライブラリでJPEG形式に変換します。品質は70%に設定し、視覚的な劣化を最小限に抑えつつファイルサイズを削減しています。また、SSR(サーバーサイドレンダリング)との互換性のため動的インポートを使い、PCブラウザが自動変換した場合の二重変換も防いでいます。

段階的な画像圧縮

Next.jsの4MB制限に収めるため、2MB以上の画像は積極的に圧縮します。まず解像度を最大1600pxに制限(OCRには十分な情報量)、次にCanvas APIで品質を段階的に調整します。初期品質80%から始めて、目標サイズに収まらなければ15%ずつ品質を下げていき、最低でも20%は維持します(これ以下だとOCR精度が落ちるため)。

二重のサイズ検証

クライアント側で2MB以上の画像を事前にリサイズし、通信量を削減します。さらにサーバー側でも10MB上限で最終検証を行い、悪意あるリクエストをブロックします。この多層防御により、確実な処理と明確なエラーメッセージによる良好なユーザー体験を実現しています。

処理の流れ

名刺撮影から保存まで、以下のような流れで処理されます。

ユーザーが画像を選択または撮影すると、まずクライアント側(ImageSelector.tsx)でHEIC形式を検出します。HEIC形式ならJPEGに変換し、2MB以上の画像なら段階的圧縮を実行して、最終的に4MB以下に収めてからBase64エンコードします。

次にAPI通信(/api/business-card/scan)で、Firebase ID Tokenによる認証チェック、レート制限(5リクエスト/分)、ファイルサイズの最終検証(10MB以下)を行います。

そしてOCR処理(ocrService.ts)で、Gemini Flash Latestモデル(温度0.1の決定論的設定、最大2048トークン)を呼び出します。返ってきたJSONレスポンスからマークダウンを除去し、フォールバック処理を経て、氏名・会社・電話番号などの構造化データを生成します。

最後にクライアント側(page.tsx)で編集画面を表示し、ユーザーが情報を確認・修正した後、VCardをダウンロード(iPhoneの連絡先に保存可能)、Firestoreに名刺データを保存して完了です。

採用技術とその理由

Gemini Flash Latestを選んだのは、日本語の縦書き・手書き・デザイン性の高い名刺に対応でき、文脈理解による高精度な情報抽出が可能だからです。heic2anyはiPhoneのHEIC形式をブラウザ互換のJPEGに変換でき、動的インポートでSSR対応もできます。Canvas APIはブラウザネイティブな画像処理で、段階的品質調整による最適な圧縮を実現します。Next.js App RouterはAPI RouteとServer Componentsによる効率的な処理を可能にし、Firebase Storageは画像の永続化とCDN配信、CORS設定による安全なアクセスを提供します。

開発の現状と今後

現在、Gemini Flash Latestを使った名刺読み取り機能は完成していますが、APIのレスポンス形式が不安定な場合があるため、プロンプトエンジニアリングの改善を続けています。iPhoneのHEIC形式対応と段階的圧縮も完成していますが、HEIC変換のパフォーマンスにはまだ改善の余地があり、将来的にはWebAssemblyによる高速化を検討中です。

基本的なUIは完成していますが、モバイル対応の最適化とアクセシビリティの向上を継続的に進めています。多言語対応は現在2言語(日本語・英語)ですが、翻訳品質の向上とネイティブチェックを経て、中国語・韓国語・スペイン語を追加予定です。オフライン機能はPWA実装の複雑性から検討中で、現在はオンライン環境での利用を推奨しています。また、レート制限の調整とバッチ処理機能の追加により、大量の名刺処理に対応できるよう改善を進めています。

導入効果

年間コストを¥12,200〜から¥6,000に51%削減でき(6ヶ月以上継続利用時)、名刺整理時間を30分から5分に短縮します(50枚一括デジタル化の場合)。フォロー率は15%から40%に向上し(AI・多言語効果による)、年間500枚の紙削減でSDGs目標12に貢献できます。

他ツールとの比較

機能比較表

機能TapForge従来の紙名刺+OCRアプリ名刺管理アプリ単体デジタル名刺サービス
NFC名刺機能アプリ不要で即座表示なしなしアプリ必要
OCR名刺読み取り無料で統合別アプリで年間¥7,200〜有料なし
多言語対応5言語対応予定なし一部対応限定的
環境配慮完全ペーパーレス紙使用デジタルデジタル
料金(年間)¥6,000〜¥12,200〜¥7,200〜¥12,000〜
初期費用¥700(βテスト)¥5,000¥0¥3,000〜

TapForgeが選ばれる理由

従来の紙名刺+OCRアプリ(年間¥12,200〜)からTapForge(年間¥6,000)への切り替えで51%のコスト削減を実現します。βテスト期間中は初期費用¥700のみで月額無料という圧倒的なコストパフォーマンスです。

通常別アプリで年間¥7,200〜かかるOCR名刺読み取り機能を無料で統合し、AIによる高精度な名刺撮影・VCard変換で名刺整理を30分から5分に短縮します。

NFCタップ一つで即座にプロフィール表示でき、相手にアプリのインストールを求めることなくスムーズな名刺交換を実現し、フォロー率を15%から40%に向上させます。

どのツールを選ぶべき?

コストを抑えながらOCR機能と多言語対応を求めるフリーランサーにはTapForgeがおすすめです。デジタルツールを使いたくないアナログ派の方は従来の紙名刺が向いています。既に紙名刺を持っていて管理機能のみを求める方は、名刺管理アプリ単体が適しているでしょう。

既存の紙名刺をお持ちの方には、AI名刺撮影機能で一括デジタル化をサポートします。VCard形式でのエクスポートも可能で、他のツールからの移行もスムーズに行えます。

TapForgeの料金プラン

プラン比較表

機能βテストプラン(限定)通常プラン企業向けプラン
月額料金¥0(永続無料)¥500〜お問い合わせ
初期費用¥700(送料込み)¥0カスタム
OCR名刺読み取り無料統合無料統合無料統合
多言語対応2言語(5言語予定)2言語(5言語予定)全言語対応
NFC名刺機能アプリ不要アプリ不要アプリ不要
デザイン変更無制限無制限カスタム対応
サポートメールメール専任担当

各プランの詳細

βテストプラン(2025年10月18日まで申し込み限定)

早期導入を検討しているフリーランサーにおすすめです。初期費用¥700のみ(送料込み)で、月額費用は完全無料(サービス運用中ずっと)。OCR名刺読み取り機能無料統合、多言語対応(現在2言語、5言語予定)、デザイン変更無制限が含まれます。サービス運用中ずっと無料でご利用可能で、通常料金より¥5,300お得(年間比較)、先行利用者限定のフィードバック特典があります。

βテストユーザー申し込み

TapForgeのβテストにご参加いただき、サービスの改善にご協力ください。初期費用¥700のみで、サービス運用中ずっと無料でご利用いただけます。申し込み期限は2025年10月18日までです。

📝 βテストユーザー申し込みフォーム

βテスト特典として、初期費用¥700のみ(送料込み)、月額費用完全無料(サービス運用中ずっと)、OCR名刺読み取り機能無料統合、多言語対応(現在2言語、5言語予定)、デザイン変更無制限、先行利用者限定のフィードバック特典があります。

通常プラン(月額¥500〜/アカウント)

継続的な利用を検討しているフリーランサーにおすすめです。初期費用無料、月額¥500〜(6ヶ月以上継続利用の場合)、OCR名刺読み取り機能無料統合、多言語対応(現在2言語、5言語予定)、デザイン変更無制限が含まれます。追加カードは¥600/枚(2枚目以降、送料込み)、10枚以上の一括注文で¥500/枚です。

企業向けプラン

複数名での利用を検討している企業・団体におすすめです。カスタム料金設定、専任サポート担当、全言語対応、カスタムデザイン対応、独自ドメイン設定が含まれます。エンタープライズ限定で買い切り型プラン(¥3,000〜/アカウント)、カスタム統合対応、専用サポート体制を提供します。

よくある質問

βテストプランはいつまで利用できますか?
βテストユーザーはサービス運用中はずっと無料でご利用いただけます。10月18日までが申し込み期限で、その後は通常料金でのご利用となります。

支払い方法は何がありますか?
クレジットカード決済に対応しています。企業向けプランについては、お問い合わせください。

名刺のデザインを変更したい場合はどうすればいいですか?
管理画面から無制限でデザイン変更が可能です。追加で名刺を注文することもできます(¥500/枚〜)。

どのスマホでもNFCは使えますか?
iPhone 7以降、Android NFC対応機種でご利用いただけます。対応機種については各メーカーの公式サイトをご確認ください。

オフラインでも使えますか?
現在はオンライン環境でのご利用を推奨しています。オフライン機能は今後検討中です。

βテスト期間以外で買い切りのプランはありますか?
はい、¥3,000/枚から対応しています。詳細は個別にお問い合わせください。

両面印刷はできますか?
はい、対応可能です。デザインによって料金が変わってくるので、申し込み後改めて打ち合わせをさせていただく形になります(βテストでは片面印刷のみに制限させていただいています)。

返金保証はありますか?
βテスト期間中は初期費用¥700のみで月額無料のため、返金保証は設けておりません。サービス内容にご満足いただけない場合は、お問い合わせください。

開発者より

なぜTapForgeを作ったのか

駆け出しエンジニアとして活動していて、名刺交換のたびにモヤモヤしていたんです。交換した名刺の山を見て「これ、全部手入力するの...?」って。OCRアプリも試したんですが、デザイン性の高い名刺だと誤認識だらけで、結局手で直す羽目に。それなら最初から自分で作ろうと思ったのがきっかけです。

技術選定の裏話

最初はGoogle Cloud Vision APIを使おうとしたんですが、日本の名刺特有の縦書きレイアウトや、「佐藤太郎」みたいにスペースなしの氏名の姓名分割が全然うまくいかなくて。そこでGemini APIを試したら「これだ!」と。マルチモーダルモデルの文脈理解力は本当にすごいです。手書きのメモが入った名刺も、ちゃんと読み取ってくれます。

iPhoneのHEIC形式対応は、正直言うと後から気づいた仕様でした(笑)。テスト中に「あれ、iPhoneで撮った画像がエラーになる...」って。急いでheic2anyライブラリを調べて実装したんですが、今では逆に差別化ポイントになっています。

開発で苦労したこと

Gemini APIのレスポンス形式が不安定で、JSONパース処理には相当苦労しました。マークダウンのコードブロックで返ってきたり、プレーンテキストで返ってきたり。フォールバック処理を何重にも重ねて、今の形になっています。コードを見ると、その試行錯誤の跡が見えると思います(笑)。

画像圧縮のアルゴリズムも、最初は固定品質でやっていたんですが、4MB制限に引っかかりまくって。段階的に品質を下げる再帰的な処理に変えたら、劇的に改善しました。このあたりは、実際に使ってみないと分からない部分ですね。

これからやりたいこと

多言語対応は絶対に実現したいです。海外のカンファレンスで名刺交換すると、相手の名刺を見ても読めないことが多くて。自動翻訳機能を入れれば、グローバルなネットワーキングがもっと楽になるはず。

オフライン対応も検討中です。PWAの実装は複雑ですが、飛行機の中や電波の悪い場所でも使えるようにしたいんです。Service Workerのキャッシュ戦略を練っているところです。

あと、名刺のデザインテンプレートをもっと増やしたい。今は基本的なデザインしかないので、業種別やテイスト別のテンプレートを用意して、誰でも簡単にプロっぽい名刺が作れるようにしたいですね。

最後に

TapForgeは、まだまだ発展途上のサービスです。βテストに参加してくださる方々のフィードバックを聞きながら、一緒に育てていきたいと思っています。「こんな機能が欲しい」「ここが使いにくい」といった率直な意見、大歓迎です。

個人開発者同士、互いに助け合いながら、より良いネットワーキング体験を作っていきましょう。NFCカードでタップするあの瞬間の「未来感」、ぜひ体験してみてください。

それでは、βテストでお待ちしております!

寺田 康佑 / TapForge開発者,Cor.Inc.CEO

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