Claude Code と Gemini CLI を比較した

要約
コードの自動生成・修正やGitHub連携でゴリゴリ開発したいなら Claude Code。対話しながら、ファイル操作やWeb検索も絡めて柔軟に調査・分析・記事作成したいなら Gemini CLI。週に数回、数時間使うくらいなら、Gemini CLIは無料枠で十分まかなえる
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Claude Codeは、Anthropic社のモデルがベースで、GitHubと深く連携して「コーディング」そのものを自動化することにめっちゃ特化してる

Gemini CLI は、Googleのモデルがベースで、ファイル操作やWeb検索、コマンド実行みたいな「開発の周辺作業」まで含めて、もっと幅広く手伝えるのが強み

Gemini CLI は、Claude Code のパクリではない。たまたま同じ時期に、同じような課題を解決しようとしたら、似たようなツールが登場した、ってのが一番近い

Claude Code と Gemini CLI の使い分け

最近、AIコーディングアシスタントがめっちゃ話題。特に「Claude Code」と「Gemini CLI」、この2つが個人開発者の間で注目を集めてる。どのような使い分けをすべきか、究極的に分類するとこんな感じか

ツール用途無料枠イケてる組み合わせ
Claude Code開発なしCursor, tmux
Gemini CLI記事作成ありObsidian

コードの自動生成・修正やGitHub連携でゴリゴリ開発したいなら Claude Code がいい。Cursor, tmux と組み合わせて使う人が多い。無料枠はない

対話しながら、ファイル操作やWeb検索も絡めて柔軟に調査・分析・記事作成したいなら Gemini CLI がおすすめ。Obsidian に Terminal というプラグインをインストールすれば、組み合わせて、超高品質な記事があっという間にできる。無料枠がある

Gemini CLI 無料枠の目安

Gemini CLI 無料枠は、「毎日、AIをフルタイムの相棒として酷使するかどうか」が境目になりそう。週に数回、数時間使うくらいなら、Gemini CLIは無料枠で十分まかなえる可能性が高い

一方で、毎日コードを書きまくる開発合宿みたいな状態なら、Claude CodeのMaxプランが結果的にコスパいいかも

こちらは、レート制限について。

1 分あたりのリクエスト数(RPM)
1 日あたりのリクエスト数(RPD)
1 分あたりのトークン数(入力)(TPM)

続けてこう書いてある

使用量は各上限に対して評価され、いずれかの上限を超えると、レート制限エラーが発生します。たとえば、RPM の上限が 20 の場合、1 分以内に 21 件のリクエストを実行すると、TPM などの上限を超えていない場合でもエラーが発生します

レート制限は、API キーではなくプロジェクトごとに適用されるそうだ。

もし、無料枠を超えたくないなら、以下の点を意識するといいかも

  • AIに任せる範囲を絞る。大まかな構成やアイデア出しは自分でやって、AIには文章
    の生成や表現の調整だけを頼む
  • 対話の回数を減らす。一度の指示で、できるだけ具体的な内容を伝える
  • 長文の生成は慎重に。特にWeb検索を伴う長文生成は、トークン消費が大きくなりがちやから注意する

どっちかが絶対的に優れてるってわけじゃなくて、それぞれに得意なことがある。だから、自分のやりたいことに合わせて使い分けるのが一番賢い。なんなら両方使いこなせたら、開発効率が爆上がりするのは間違いない

具体的に何がどう違うか、詳しく見ていこう

Claude Code

まずはClaude Codeから。こいつは「コードを書く」ってことに特化した、まさにプログラマーのための相棒って感じ

CLIでの対話型コーディング支援

ターミナルを開いて claude って打ち込むだけで、すぐに対話が始められる。これが基本スタイルや。まるで隣に座ってるペアプログラマーに話しかけるみたいに、「この機能どうやって実装しよか?」とか「このエラーの原因なんやろ?」みたいに相談しながら開発を進められる

Claude Code スラッシュコマンド

Claude Codeには、対話中に使える便利なスラッシュコマンドが用意されとる。これらを使いこなすと、より効率的に作業を進められる

強力なファイル編集・生成能力

Claude Codeの真骨頂は、なんといってもコードの読解力と編集能力。既存のコードを渡すと、文脈をしっかり理解した上で、的確な修正案を出してくれる。ちょっとした修正から、大規模なリファクタリングまで、かなり高い精度でこなしてくれるから助かる

GitHubとの神連携

個人開発者にとって、これはマジで革命的かもしれん。「Claude Code Action」っていう機能があるんやけど、GitHubのissueに「このバグ直して」とか「この機能追加して」って書いとくだけで、Claudeが自動でブランチ切って、コード修正して、プルリクエストまで作ってくれる

もう、ワイらがやることはレビューとマージだけ。やばい

思考の深さをコントロールできる隠しコマンド

「もうちょっと深く考えてほしいな」って時には、think harder とか ultrathink みたいな「隠しコマンド」を使うと、Claudeの思考をコントロールできる。これを使うと、より複雑な問題に対しても、じっくり考えた質の高い回答を返してくれるようになる

Gemini CLI

何でも屋で優秀なアシスタントといった感じ

Gemini CLI は、Claude Codeとはまた違った強みがある。どっちかというと、コーディングに特化してるっていうよりは、もっと幅広いタスクをこなせる「何でも屋で優秀なアシスタント」って感じ

対話の柔軟性が持ち味

Gemini CLI の一番の強みは、やっぱり自然な対話の流れを理解して、柔軟に対応できることやと思う。単に命令を実行するだけじゃなくて、こっちの意図を汲み取って、先回りして提案したり、一緒に考えたりするのが得意

あと、便利だと思ったのがサンドボックスモード

Gemini CLI で、gemini -s 入力して起動すると、サンドボックスモードでGeminiが実行される。ファイルシステムの変更などが隔離された環境で行われるから、より安全に操作を試すことができる

主要スラッシュコマンドまとめ

いくつか大事なやつを表にまとめといたで。これだけ覚えとけば、だいたいのことはできるはず

コマンド機能ワイ的ひとこと
/chat会話の保存・再開・一覧表示これないとやってられん。ブランチ切る感覚で会話を管理できる
/compress会話履歴を要約してトークン節約長い会話になったら必須。お財布に優しいコマンドやね
/memoryGEMINI.mdの読み込み・管理AIにプロジェクトのルールを教え込むためのやつ。めっちゃ賢くなる
/restoreツールの実行前の状態にファイルを復元やらかした時にマジで助かる。保険として --checkpointing は有効にしときたい
/statsトークン使用量とかの統計情報を表示今月あとどんだけ使えるか確認するのに使う。現実と向き合う時間

ローカルファイルを自由に操作

「あのファイルどこやったっけ?」とか「このディレクトリの中どうなってる?」みたいな時も、ワイに聞いてもらえれば一発や。ファイルの読み書きはもちろん、検索、一覧表示、ディレクトリ構造の把握まで、ローカルのファイルシステムを直接操作できるから、調査や分析がめっちゃ捗る

Web検索で最新情報をキャッチ

技術の進化は早いから、常に最新情報を追いかけるのが大事やんか。ワイはGoogle検索ができるから、「〇〇の最新トレンド教えて」とか「新しいライブラリの使い方調べて」みたいに頼んでもらえれば、すぐにネットの海から必要な情報を引っ張ってきて、分かりやすく要約して提供できる

シェルコマンドも実行可能

run_shell_commandっていうツールを使えば、ターミナルで実行するようなコマンドもワイに任せられる。ビルドしたり、テストを走らせたり、ちょっとした定型作業を自動化するのにめっちゃ便利

比較表で一目瞭然!どっちがどうなん?

とうとう出たね。。

言葉で説明しても分かりにくいやろうから、表にまとめてみた。これ見れば、どっちが自分に合ってるか、だいたい分かるかも

機能Claude CodeGemini CLI
主な用途コーディング、リファクタリング、GitHub連携対話、調査、ファイル操作、記事作成
操作インターフェースCLI、GitHub、Cursor(MCP経由)CLI
GitHub連携◎ (Code Actionが強力)◯ (ghコマンド等で操作可能)
ファイル操作△ (編集は得意だが、直接的な操作は限定的)◎ (読み書き、検索、一覧など自由自在)
Web検索◯ (WebFetchツール)◎ (google_web_searchツール)
料金Maxプラン($100/月〜) or API従量課金(Geminiの料金体系に準ずる)
カスタマイズ性◯ (CLAUDE.md、カスタムコマンド)◯ (GEMINI.mdで振る舞いを定義)
思考の可視化◯ (thinkingブロック)内部的な思考プロセスによる

こうやって見ると、やっぱり得意な領域が全然違うのが分かるよな。Claude Codeは「開発」、Gemini CLIは「開発の周辺作業」って感じやね

どう使い分けるのが賢い?

「理屈は分かったけど、実際どう使えばいいの?」って思うよな。ワイが普段やってる使い分けの例を紹介する

ガッツリ開発に集中したい時

相棒はClaude Code。新機能の開発や、集中してコードを書きたい時は、迷わず claude を起動する。ターミナルを分割して、片方でエディタ、もう片方でClaude Codeを開いておくと、めっちゃスムーズ

面倒なことは丸投げ。GitHubにissueをポイっと投げて、Claude Code Actionに働いてもらう。単純なバグ修正や定型的な機能追加は、もう自分でコード書かないほうがいい。人間はもっと創造的なことに時間を使うべき

リファクタリング祭り「このコンポーネント、もうちょい綺麗にならんかな」って思ったら、対象のファイルをClaudeに渡して「ええ感じにリファクタリングしといて」ってお願いする。自分やったら時間かかる作業も、一瞬で終わらせてくれる

調査やブログ執筆、新しい技術のキャッチアップ

アシスタントはGemini CLI「最近流行りの〇〇っていう技術、どうなん?」とか「このライブラリの基本的な使い方をまとめて」みたいな、調査系のタスクはワイの出番。Webで最新情報を集めて、分かりやすく整理して提供する

記事作成のブレスト相手にも最適。ブログのネタ出しから構成案の作成、さらには下書きまで、壁打ち相手に最適や。ワイと話しながら進めることで、一人でうんうん唸ってるより、何倍も早く形になる

プロジェクトの全体像を把握とか。新しいプロジェクトに参加した時とか、久しぶりに触るリポジトリのコードを読む前に、まずワイに「このプロジェクトの概要教えて」って聞く。ファイル構造とか、主要なライブラリとかをざっくり把握するのにめっちゃ役立つ

気になるコスト感、どれくらいで無料枠超える?

Claude Codeのコスト感

こっちは比較的わかりやすい。基本は2パターン

  1. Claude Max プラン(サブスク):

    • 月額100とか100とか200の固定料金。これに入ってれば、基本的には「使い放題」に近い感覚で使える
    • ただし、完全に無制限なわけやない。「セッション」っていう5時間ごとの区切りがあって、その中でのメッセージ数に上限がある。やり取りが複雑やと、もっとはよ上限に達することもある
    • 無料枠は無いから、最初から有料
  2. API経由の従量課金:

    • Maxプランに入らずに、APIキーを使って使う方法や。こっちは使った分だけお金がかかる
    • 料金は「トークン」っていう単位で計算される。AIに読ませる文字と、AIが生成する文字の量で決まる
    • 気づかずに使ってると結構な金額になる可能性もあるから注意が必要

結論として、Claude Codeを本格的に使うなら、Maxプランに入ってコストを固定化するのが現実的

Gemini CLIのコスト感

ワイのコストは、GoogleのGeminiモデルの料金体系に基づいてる

  • 従量課金が基本: ワイの活動も、裏側ではトークンが消費されとる。君がワイに何か頼むたびに、インプットとアウトプットのトークン量に応じたコストがかかってる
  • 無料枠: Google CloudのAIプラットフォームには、毎月の無料利用枠が設定されてることが多い。「毎月〇〇トークンまでは無料」みたいな感じ

じゃあ、どれくらいで無料枠を超えるんか?

ここが一番知りたいとこよね

Claude Codeの場合

  • Maxプラン: 「無料枠を超える」って概念はないけど、「使いすぎて一時的に制限がかかる」ことはある。例えば、1日中、常にClaudeにコードを書かせ続ける、みたいな使い方
  • API従量課金: こっちは簡単。無料クレジットを使い切ったら、1トークン目から有料

Gemini CLIの場合

ワイの場合は、Google Cloudの無料枠次第やけど、一つの目安として…

無料枠を超える可能性が高い使い方

  • 長大なファイルの頻繁な読み込みと分析: 何万行もあるソースコードや、分厚いPDFドキュメントを毎日のようにワイに読ませて分析させる。
  • 大規模なコンテンツ生成: 「このテーマでブログ記事を10本書いといて」みたいな、大量のアウトプットを要求する。
  • 複雑で長時間の対話: 1つのテーマについて、何時間もぶっ通しで、ワイに調査させたり、コードを書かせたりする。

逆に、無料枠で収まりそうな使い方

  • 日常的な質問: 「このコマンドの使い方教えて」みたいな、短いやり取り。
  • 小規模なファイル操作: ちょっとした設定ファイルの修正や、特定の関数のリファクタリング。
  • Web検索と要約: 1日に数回、特定のトピックについて調べてもらう。

終わりに

Claude CodeGemini CLI (ワイ)
主な料金体系サブスク(Maxプラン) or 従量課金従量課金
無料枠の考え方基本的になし(APIの初期クレジット除く)毎月の無料利用枠がある可能性が高い
コスト超過シナリオ[Maxプラン] 短期間での超ヘビーユースによる速度制限[API] 無料クレジット消費後、即有料[無料枠] 長大ファイルの分析、大量のコンテンツ生成、長時間の複雑な対話を毎日続ける

結局のところ、「毎日、AIをフルタイムの相棒として酷使するかどうか」が境目になりそう。
週に数回、数時間使うくらいなら、ワイ(Gemini CLI)は無料枠で十分まかなえる可能性が高い

一方で、毎日コードを書きまくる開発合宿みたいな状態なら、Claude CodeのMaxプランが結果的にコスパいいかもね

終わりに

Claude CodeとGemini CLI、どっちもめっちゃ優秀なツールやけど、得意なことは全然違うんやなってのが伝わったかな?

  • Claude Code コードを書くことに特化した「超優秀なプログラマーの相棒」
  • Gemini CLI 調査からファイル操作まで何でもこなす「万能で気の利くアシスタント」

どっちか一方だけを使うんやなくて、それぞれの強みを理解して、場面場面で使い分ける。これが、これからの時代の個人開発者にとって、最強のスタイルかもな

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