GitHub: https://github.com/Shupo00/yaritakunaiyo3
デモ: https://yaritakunaiyo3.vercel.app
コンセプト
人間の行動は、いつも「やる」と「やりたくない」がセットになっています。勉強、仕事、掃除、メール...どんなタスクにも「めんどい」「気が重い」といった感情がくっついているのに、従来のToDoアプリはその本音を切り捨ててきました。
そこで作ったのが 『やりたくないよ!』 です。
このアプリでは、行動と一緒に“やりたくない気持ち”を記録できます。タスクを追加するときに「やりたくない理由」と「やりたくない度」を数値で残せる仕組み。さらに統計画面では、その気持ちの推移をグラフやカレンダー、ヒートマップで可視化できます。
つまり、ただのタスク管理ではなく 「ストレスチェッカー」 として使えるのが特徴です。曜日や時間帯ごとの“やりたくなさパターン”を振り返ると、自分が無理をしやすいタイミングや、逆に行動しやすいタイミングが見えてきます。「なんとなくしんどい」を「データ」として残すことで、感情を客観的に整理できるのです。
ありのままの自分を記録し、自己理解を深めるためのアプリです。行動と感情をセットで残すことで、日常に潜む「やりたくなさ」を可視化し、ストレスを抱え込まない新しい習慣をつくりたいと思っています。
技術的な工夫
実装には Next.js (App Router) と Supabase を選びました。
フロントエンド: Next.js + TypeScript + Tailwind CSS
バックエンド/DB: Supabase (PostgreSQL, Auth, RLS)
認証: Supabase Auth(メール/Magic Link)
状態管理: React Query
デプロイ: Vercel
データ設計
テーブルは非常にシンプルです。
id (uuid, PK)
user_id (uuid, FK → auth.users.id)
action (text, 必須)
reason (text, 任意)
dislike_level (int, 0–100)
done (bool, 完了フラグ)
created_at, updated_at (timestamptz)
セキュリティは Supabase の Row Level Security (RLS) を利用し、auth.uid() = user_id のみが自分のタスクにアクセスできるようにしました。これにより、クライアントからは anon key だけで安全に操作可能です。
実際の画面




開発を通じて得た学び
「やりたくない理由」を書き出すだけで、思っていた以上に気持ちが整理される、隠していた“毒”を可視化することが、逆に健全な自己理解やストレス軽減につながると実感しました。統計ページでは GitHub の “草” のようなヒートマップを導入しました。ポジティブな出来事を可視化すれば「頑張り度」を確認できます。一方で、ネガティブな出来事を可視化すれば「自分がどの時期にどんなストレスを抱えていたか」を俯瞰できます。つまり同じ可視化技術でも、前向きな指標にもなり、ストレスチェッカーにもなるという二面性があると気づきました。
まとめ
「やりたくない気持ち」を否定せずに記録することで、人間らしい矛盾や感情をそのままアプリに刻むことができたと思います!プロジェクトを通じて、私は目標である「思想をサービスに落とし込む」ことと、「技術で形にする」ことを実現できたと考えています!この調子で精進します。