商用利用も無料!Cloudflare Pages 無料枠でHPコストゼロ運用

要約
小規模チームや個人開発にちょうどいい。静的サイトを無料ホスティング可能。画像最適化や WAF もセットで使えるのが強み。Cloudflare Pages の無料プランでコストゼロ運用が現実的に可能
意見はこのエリアに表示されます

Cloudflare Pages(無料枠)の凄さ

Cloudflare Pages は「静的ページを無料でホスティングできるサービス」。

ホスティングっていうのは、Web サイトやアプリを、インターネット上に公開するための場所(サーバー)を借りること

レンサバより格安・安全・高速。Vercel(ホビープラン)のように商用利用 NG じゃない。つまり、「サイトくらいなら、Cloudflare Pages(無料枠)でいける」ってことです。

公式で「Cloudflare Workersは、今後新規プロジェクトで推奨される選択肢であり、Cloudflare Pagesよりも幅広い機能が利用可能です」と書かれてました。

しかし、CloudflareがWorkersを推すのは企業戦略として当然。ただ、現場での使いやすさは別問題。Workers は Wranglerの設定・挙動理解が必要で、静的サイトだけなら明らかに冗長。学習コストや実装速度という意味では、初心者にとってPagesが今でもベストかなと。

Pages は、小規模チームや個人開発にちょうどいいですね。Vercel 不要で静的サイトを無料ホスティング可能。画像最適化や WAF もセットで使えるのが強み

  • 商用利用も無料 → 驚愕
  • Git 連携で自動デプロイ → 楽
  • Next.js / Astro / SvelteKit 対応 → モダン
  • CDN による高速配信&最適化 → 速い
  • 独自ドメイン&HTTPS 証明書も無料 → 安心
  • functionsで SSR や API も対応(Pages Functions) → 便利
  • 小規模サイトを複数無料で運用可能 → 楽
  • デプロイごとにプレビュー URL を自動生成 → 楽
  • ブランチごとのプレビュー環境を自動生成(PR 対応に便利) → 楽
  • Secrets(環境変数)対応
  • Web Analytics(軽量アクセス解析)無料
  • ビルドキャッシュで高速デプロイ
  • 必要に応じて WAF や Images も連携できる

結論として、10 サイトまでなら Cloudflare Pages の無料プランでコストゼロ運用が現実的に可能。ただし、大規模サイト・頻繁な更新・多人数開発などがある場合は Pro 以上を検討したほうがいいかもー

Cloudflare Pages の商用利用・広告掲載

無料枠でこれ

  • 広告掲載、アフィリエイト、商品販売すべて OK
  • 無料プラン含め、商用利用に一切の制限なし
  • AdSense や Amazon アフィリエイトも自由に使える

利用規約上も明記されていて、禁止行為には該当しない。

ちな、Vercel の無料枠は商用利用 NG で、バレたら垢バン。

Cloudflare Pages / Vercel / レンサバ 比較表

ホームページ、LP なら、Cloudflare Pages で十分。

項目Cloudflare PagesVercelレンタルサーバー
料金無料(画像除く)無料枠あり(商用は有料化)月 600〜1,000 円が一般的
商用利用完全 OKOK(商用なら Pro 推奨)OK
デプロイGit 連携、自動デプロイGit 連携、自動デプロイFTP または手動アップロード
対応フレームワークNext.js / Astro / SvelteKit 等Next.js / Nuxt.js など主要 FWPHP / WordPress 前提が多い
SSR 対応あり(functions 使用)あり(デフォルト対応)原則不可(PHP で代替)
画像最適化/CDNCloudflare Images(有料)デフォルトで画像最適化あり原則なし(自前設定が必要)
プレビュー環境デプロイごとに自動生成Git ブランチ単位で自動生成なし(本番反映のみ)
独自ドメイン + HTTPS無料で利用可能無料で利用可能多くは有料オプション(年 1,000〜)
サーバーの自由度Workers 併用で高いNext.js 寄り、やや抽象化Apache や PHP 設定の自由度は高い
管理画面なしあり(UI 整ってる)基本あり(cPanel や独自 UI)
運用のしやすさ◎(自動化&速い)◎(UI も綺麗)△(手動が多く古い UI)
静的サイト運用の快適さ◎(超高速&キャッシュ)△(遅め)

Cloudflare Pages 料金表

項目無料ProBusiness
年払い-240 ドル2400 ドル
同時ビルド1520
月のビルド回数5005,00020,000
カスタムドメイン100250500

無料プランの仕様

項目内容
サイト数無制限(10 個でも OK)
カスタムドメイン100 個まで(10 個なら余裕)
月のビルド回数500 回(1 サイトあたり月 50 回まで余裕)
同時ビルド1(デプロイの同時実行は不可。ただし支障は少ない)
帯域・トラフィック無制限

余裕で受託に使える

  • 静的サイトなら、無料プランで十分
  • お客さんごとに GitHub リポジトリを分けても問題なし
  • 500 回/月のビルドは、1 日 1 回ビルドしても 10 サイトくらいは OK

なぜ安いのか?

Cloudflare Pages は、以下のような理由で安い。

  • 「静的サイト+CDN キャッシュ」の構成で動的サーバーが不要
  • サーバーを持たない
  • CDN ノードでそのまま配信するからインフラコストが非常に低い
  • トラフィック増えても「キャッシュで捌ける」=スケールしてもコストが増えにくい

Cloudflare の他サービスへの導線として Pages を位置づけている Cloudflare にとって Pages は「入口商品(フリーミアム)」であり、

  • 有料機能(Pro/Business/Enterprise)
  • 他のサービス(Images, R2, Workers, Turnstile, D1, Zero Trust など)

への導線として使われている。つまり開発者に無料で使ってもらい、他の有料サービスで回収する設計。無敵やろ、これ。

ブログや問い合わせフォームは?

ブログが必要になったら、Notion Api や、Markdown でやれば無料で公開できる。画像アップロード機能つけるなら Images(月 5 ドル)を組み合わせれば OK。

問い合わせフォームが必要になったら、SSGform や Google Form を埋め込みば、自動返信メールも送れる。

特徴の深堀解説

商用利用も無料

Cloudflare Pages は無料プランでも商用利用に十分な機能を備えている。初期費用ゼロで始められるから、コストを気にせずビジネス用途に使い倒せる。トラフィック増加にも対応しやすく、スモールスタートからスケールアップまで安心。追加コストなしで商用サイトを運用できるのはかなりありがたいポイント。

Git 連携で自動デプロイ

GitHub や GitLab と連携するだけで、コードをプッシュするたびに自動ビルド&デプロイが走る。手動操作いらずで更新が即反映されるから、開発スピードが格段にアップ。CI/CD の仕組みを自前で用意しなくても済むし、ミスも減る。プルリクエストを使ったワークフローとの相性も抜群。

Next.js / Astro / SvelteKit 対応

Next.js、Astro、SvelteKit といった最新のフレームワークに対応済み。

静的サイトだけでなく、動的なレンダリングも柔軟に扱える。これらのフレームワークの特徴を活かして、モダンで高速なサイト構築が可能。フロントエンド開発のトレンドにしっかり追従できるのが強み。

CDN による高速配信&最適化

Cloudflare のグローバル CDN が世界中のエッジサーバーでコンテンツをキャッシュ。ユーザーの地理的な距離に関係なく低遅延で配信できる。さらに画像やファイルの自動最適化機能もあるので、ページ表示速度を最大限に引き上げられる。パフォーマンス重視のサイト運用に最適。

独自ドメイン&HTTPS 証明書も無料

独自ドメインの設定が簡単で、DNS 管理もスムーズ。Let's Encrypt の無料 HTTPS 証明書が自動で発行されるため、セキュアな通信がすぐに実現。面倒な証明書管理や更新作業が不要で、SSL/TLS の設定ミスリスクも減る。安全性を確保しつつ運用コストも抑えられる。

functions で SSR や API も対応

Cloudflare Pages Functions を使うとサーバーサイドレンダリング(SSR)や API のエンドポイントを簡単に構築可能。静的サイトだけでなく、動的な処理も扱えるから、より複雑な Web アプリケーション開発に対応できる。Workers ベースなのでレスポンスも高速で安定している。

小規模サイトを複数無料で運用可能

無料プランでも複数の小規模サイトを同時に管理できる。個人プロジェクトやサイドビジネス、小規模チームの多様なニーズに対応可能。サイトごとにリソースを分けられるので運用が楽。複数案件をまとめて管理したいときや、顧客ごとにサイトを分けたい場合にも便利。

デプロイごとにプレビュー URL を自動生成

新しい変更をデプロイするたびにユニークなプレビュー URL が自動生成される。チームメンバーが簡単に最新の変更を確認でき、レビューやフィードバックがスムーズになる。ステージング環境をわざわざ用意しなくても、プルリクエスト単位で動作検証ができるのが便利。

ブランチごとのプレビュー環境を自動生成

Git の各ブランチごとに独立したプレビュー環境が自動で作成される。プルリクエスト単位で動作確認やコードレビューができるので、開発フローが効率化。複数人開発でも変更の影響範囲を簡単に把握でき、品質向上につながる。マージ前の検証が手軽に行えるのは大きなメリット。

Secrets(環境変数)対応

API キーやパスワードなどの機密情報を環境変数として安全に管理できる。コードに直接書かずに済むのでセキュリティリスクが減る。ビルドや実行時に必要な設定を外部に漏らさずに使えるため、安心して運用可能。複数環境での設定切り替えも楽で運用効率が上がる。

Web Analytics(軽量アクセス解析)無料

Cloudflare の軽量でプライバシー重視のアクセス解析ツールが標準で利用可能。ユーザーの行動を追跡しつつ、個人情報を収集しない設計で安心。ページビューやユニークユーザー数など基本的な指標を手軽にチェックできる。外部ツールを導入しなくても十分な解析ができるのが便利。

ビルドキャッシュで高速デプロイ

ビルド時にキャッシュを活用することで、変更があったファイルだけを再ビルド。全体のビルド時間が大幅に短縮され、デプロイの待ち時間が減る。頻繁な更新でもストレスなく作業を進められる。CI/CD の効率化にも寄与し、開発スピードアップに直結する重要な機能。

必要に応じて WAF や Images も連携できる

Cloudflare の WAF(ウェブアプリケーションファイアウォール)や画像最適化サービスと連携可能。セキュリティ対策やパフォーマンス向上をワンストップで実現できる。攻撃からの防御や画像の軽量化を自動で行い、サイトの安定稼働と高速表示を両立。必要に応じて柔軟に組み合わせられる。

Explore More
関連記事はありません。