
「その機能だけでもヒットしそう」ーTwitterの一言から生まれた、写真加工アプリ「フチドリ!」開発秘話
SNS「mono」構想から独立したアプリが誕生するまでの物語
本日、新しいiOSアプリ「フチドリ!」をリリースしました!
このアプリは、写真に写っている人やモノを指一本で簡単に切り抜き、好きな色や太さの「フチ」をつけて、あっという間におしゃれなステッカー風の画像が作れる、シンプルで楽しいアプリです。
しかし、このアプリが生まれた背景には、僕が構想していた別のSNSと、ある方からいただいた"運命の一言"がありました。今日は、その開発の裏側をお話しさせてください。
すべての始まりはSNS「mono」の構想から
もともと僕は、「mono」という、自分の愛する「モノ」たちを記録し、その価値を共有しあうSNSを構想していました。
フリマアプリが「モノを売る」場所なら、「mono」は「モノを大切にする」場所。そんな世界観を目指していました。そして、そのSNSの重要な機能の一部として、投稿するモノの写真をより魅力的に見せるための「背景切り抜き&縁取り機能」を開発していました。
自分の好きなモノだからこそ、最高の見せ方で投稿してほしい。そんな思いを込めて作った機能でした。
運命を変えた、一本のツイート
ある日、僕はこの「縁取り機能」のデモ動画を、何気なくTwitter(X)で紹介しました。
すると、そのツイートに対して、hirothingsさん (@hirothings) から、こんなコメントをいただいたのです。
「すごいその機能だけ切り出してもヒットしそう」
この一言が、まさに青天の霹靂でした。
僕は「mono」という大きなSNSを作ることばっかりに目を向けるあまり、一番価値があるかもしれない「たった一つの機能」の輝きに、自分自身が気づけていなかったのです。
ユーザーが本当に求めているのは、たくさんの機能が詰まった複雑なアプリではなく、一つの課題を最高にうまく解決してくれる、シンプルで強力なツールなのかもしれない。
hirothingsさんの言葉に背中を押され、僕は決意しました。
「よし、この機能だけに特化した、世界で一番使いやすいアプリを作ろう!」と。
そうして生まれたのが「フチドリ!」です
「フチドリ!」は、そんな経緯で生まれたアプリです。こだわったのは、とにかくシンプルで、楽しく、そして安全なこと。
驚くほどシンプルな操作で、誰でも直感的に使えます。
自由な色と太さで、あなただけのオリジナル作品が作れます。
そして一番のこだわりは、完全オフラインで動作し、あなたのプライバシーを絶対に守ること。あなたの思い出の写真が、どこかのサーバーに送信されることは一切ありません。
フリマアプリの商品写真を目立たせるもよし、SNSのプロフィール画像で個性を出すもよし、好きなアイドルの写真で「推し活」を楽しむもよし。使い方はあなた次第です。
最後に
この場を借りて、開発の大きなきっかけを与えてくださったhirothingsさんに、心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
小さな機能が、一つの温かい言葉をきっかけに、一つのアプリとして羽ばたいていきます。
もしよろしければ、ぜひダウンロードして、あなたの「フチドリ」作品をSNSでシェアしてみてください!皆さんの毎日を、このアプリがほんの少しでも彩ることができれば、これ以上に嬉しいことはありません。