Claude Max 契約の課金仕様

要約
Claude Code CLI や GitHub Actions との連携、セッション制限など、使い方によっては課金が発生するケースもあるため、事前に把握しておくことが重要です
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Claude Max 契約の課金仕様について、2025年5月時点の情報をもとに雑にまとめました。

Claude Max って?

  • Claude Max 契約で Claude Code(CC) は追加課金なしで使える
  • ただしCCは「使い放題=無制限」ではなく実行頻度やトークン量にはレートリミットがある
  • CCは、Claude本体とセッション数・トークン使用量を共有
  • 使い放題 ≠ API完全無制限
  • Max契約でも、ガンガン叩くとAPI課金ゾーンに入る可能性あり
  • CCA、Cursor(Opus経由)、Claude APIの直接利用はMax対象外=従量課金
  • Claude Desktop アプリは GUIベースでMax対象の使い放題
  • CursorでAPI課金してOpus 4/Sonnet 4を使える
  • 1セッション=最初のメッセージから5時間
  • この5時間内に送信したメッセージ全体が「1セッション」にカウントされる
  • チャットをまたいでも、同じ時間帯であれば同一セッション扱い
  • 月間 50セッション(≒最大250時間) 超えるとアクセス制限される可能性あり
サービスClaude Max 「使い放題」枠一覧
Claude WebチャットOpus/Sonnet をGUIで使用可能(chat)
Claude WorkbenchClaude公式のブラウザIDE(GUI)
Claude Desktop Appデスクトップチャットアプリ(Mac/Win)
Claude Code CLI通常操作はMax内だが大量処理はAPIカウントの可能性あり

セッションあたりの送信可能メッセージ数(目安)

プラン最低保証メッセージ数(5時間あたり)
$100プラン約225メッセージ
$200プラン約900メッセージ

https://twitter.com/commte/status/1927202257637982237

Claude Code(MAX 契約後のトラブル)

このようなトラブルも発生しました。

MAX 契約したが、API 課金を解除し忘れた

CC API 課金 → MAX 契約 → API になったまま(ログインしたままで気づかず + よく分かってない) → 使いまくる → オートチャージ → 気づく(焦る) → /logout → Claude app に切り替える ← Now

https://twitter.com/commte/status/1927864398514729202

MAX 契約したら自動でClaude app 選択するようにして欲しいです

Cursor + Claude Max のケース

思考停止でCursor でMAXにしていたので、高速で課金発生…

分かりにくい「Cursor + Claude Max」の課金・性能差・使い所・費用対効果を整理します。

課金
Claude Maxを契約していても、CursorはAnthropic API経由で動いているため「Maxプランの使い放題枠」には含まれない。つまり、Cursor経由では常に従量課金(リクエスト課金 or トークン課金)が発生する(以下、Cursor + Max Mode の内容)

Max Mode OFF → 1リクエストごとの固定課金
Max Mode ON → 入出力トークン量に応じた課金(API原価+20%)

性能差
Max ModeのON/OFFでClaude 4 Sonnetの知性自体は変わらない
ただしMax Mode ONにすると、Claude 4 Opus(高精度・広コンテキスト)が選べるようになり、大規模コードや複雑な設計タスクに対応できる

Max Mode = 高性能モードではなく
「課金体系の変更」+「Opus解禁モード」

使い所
Max Modeは以下のような用途に向いている

  • 巨大コードベースの読解
  • 難解バグのデバッグ
  • システム設計
  • 大規模リファクタ

費用対効果
日常的なやりとりならSonnet + Max Mode OFFの方が安い
Opusを使いたいときだけMax ModeをONにするのがコスパ的に最適
Max Modeは「コストを惜しまない人向けのオプション」

参考
Pricing | Cursor - The AI Code Editor
他:Apidog、Reddit、Cursor Forum など
※現在サポートに問い合わせ中

比較項目Max Mode OFFMax Mode ON(従量課金)
課金単位リクエストごとトークンごと
課金の精度一律実使用量ベース(詳細コントロール可)
コスト予測しやすい大きく変動(長文・多往復で跳ねる)
対応モデルClaude 3.5〜4 SonnetClaude 4 Opus 含む
ユースケース日常的な開発・軽量対話複雑なバグ調査・リファクタ・アーキ設計
低速リクエスト利用可能(Proプラン)利用不可
UXコスト一定・安心して使える使い方次第で高額化。用途使い分け必要

https://twitter.com/commte/status/1927561037005427123

公式によると、使用制限(レートリミット)は、Claude(チャット)と Claude Code の両方に共通して適用されますと書いてあります。

How do rate limits work with Claude Code in the Max Plan?
Max Plan users have access to use Claude Code in their terminal. Usage limits apply across both Claude and Claude Code. Read more about using Claude Code with your Max Plan.

Claude Max プランにおける Claude Code のレート制限はどうなっていますか?
Max プランのユーザーは、ターミナル上で Claude Code を利用することができます。使用制限(レートリミット)は、Claude(チャット)と Claude Code の両方に共通して適用されます。Claude Code の利用方法についての詳細は、Max プランの解説をご覧ください。

こちらも非常に参考になる記事です

Claude Code CLI

Claude Max を契約すると、Claude Code CLI(通称 CC)は基本的に追加課金なしで使用できます。

これはターミナル上で claude コマンドを用いて Claude とやりとりを行う開発者向けの機能で、コード生成や編集、指示の自動化などに活用されます。

ただし「使い放題」という言葉に油断してしまうのは危険です。実際には実行頻度やトークン量に応じたレートリミットが設定されており、短時間で大量のやり取りを行うと制限にかかる可能性があります。特に、ファイルの添付や長文のやり取りが続くとセッション内の許容量を一気に消費します。

Claude Code CLI は Claude 本体とセッション数およびトークン使用量を共有しています。つまり、チャットでのやり取りと CLI 操作を合わせて一定の枠内で収まるように設計されているということです。"使い放題" といっても、これはあくまで GUI や CLI を通じて使える範囲が広がるという意味であり、Claude API を介したあらゆる利用が無制限というわけではありません。

Claude Code Action(CCA)

たとえば GitHub 上で Claude が自動的に PR を作成する Claude Code Action(CCA)は、Max プランの対象外です。これは明確に API を呼び出して処理を行う構成になっており、従量課金が発生します。同様に、Cursor を使って Claude Opus や Sonnet にアクセスする場合も API 利用としてカウントされ、こちらも Max の定額範囲から外れます。

Claude Desktop

Claude Desktop アプリは GUI ベースの公式クライアントであり、Max プランの範囲内で使い放題です。日常的に Claude とチャットを行うには非常に便利で、Web チャット、Workbench(ブラウザIDE)、Desktop アプリのいずれも Max 対象です。

セッションとは何か?

Claude では「セッション」という概念が導入されています。1セッションは、最初のメッセージ送信から 5 時間で区切られます。この時間内に送信されたすべてのメッセージが 1 セッションとしてカウントされ、チャットをまたいでも同一セッションとみなされます。

セッションごとに送信可能なメッセージ数には上限があり、$100 プランではおおよそ 225 メッセージ、$200 プランではおおよそ 900 メッセージが目安とされています。これはメッセージの長さや添付ファイルの有無、Claude の混雑状況によって変動します。

さらに、月間で 50 セッション(およそ 250 時間)を超えると、アクセス制限がかかる可能性があります。これは厳密な上限ではなく、Anthropic 側が過剰使用と判断した場合に、他ユーザーとの公平性を保つための措置として適用されます。

以下は、Claude Max で使い放題の対象となるサービス一覧です。

サービス内容
Claude WebチャットOpus/Sonnet をGUIで使用可能
Claude WorkbenchClaude公式のブラウザIDE(GUI)
Claude Desktop Appデスクトップチャットアプリ(Mac/Win)
Claude Code CLI通常操作はMax内だが、大量処理は課金の可能性あり

セッションごとのメッセージ送信上限の目安は以下の通りです。

プランメッセージ数(5時間あたりの目安)
$100プラン約225メッセージ
$200プラン約900メッセージ

この情報は 2025年5月時点のものであり、今後の仕様変更や料金体系の見直しにより変わる可能性があります。常に最新の公式ドキュメントや利用規約を確認するようにしましょう。

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