
プログラミング学習でありがちな罠として、「答えを覚えてしまおう」という癖があります。
これは受験教育の弊害かもしれませんが、プログラミング学習および開発においては「百害あって一利なし」です。
なぜなら、サンプルコードはそこらじゅうに散らばっていますし、AIアシスタントを使って書くこともできるからです。
そこで、具体的なエクササイズをお伝えしますので、まずは挑戦してみてください。
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さて、次の手順で解いてみましょう。
【1周目】答えとの差分を埋める「神経衰弱ゲーム」です。
「どこの行(複数行のときもある)を追加/変更するか」がわかったら、答えを伏せて、その行を口に出して読んでください。
言えなかったらまた繰り返し。
5回ぐらいやったら、答えを見なくても喋れるようになります。
その後は、実際にエディターにコードを加えて、実行します。
エラーが出て、そのエラーの原因がわからなかったらAIアシスタントに訊きます。
このように進めて、最終的に答えを見ずにその1問が解けるようになったら、次の問題にいきます。
途中で答えを見てしまっても、その1問は必ず完成させてください。
これを5回ぐらいやったら、答えを見ずに解けるようになります。
1-1から1-6まで、とりあえず反復によって、一応覚えてしまった状態をつくります。
ここでのポイントは理解しようとしないこと。
まずは基礎文法を覚えている状態です。アウトプットの状態からこういうことだろうなぐらいでOK。
理解に時間をかけるよりも、スピード勝負で反復回数を稼ぐことがポイントです。
【2周目】「手順書」を書くゲームです。
答えを見ずに、まずは解いてみます。
1周目で神経衰弱的に短期記憶はされているはずですが、そうは問屋が卸しません。
ただ、覚えちゃっていることがたくさんあることに気づくでしょう。
ここから暗記に頼ることからの脱却です。
間違えたところ、思い出せないこと、答えを見て洗い出して、手順書を書いてみましょう。
例えば1-5ですが、
1.「グーチョキパー」を作る
2.「0: 1: 2:」を付け加える
3.「, ,」を付け加える
というように、どの順番で進めるかも意識してやります。
この時に「input_message = ''」を忘れたかといって、それを付け加えてはいけません。
なぜなら、これはエラーで勝手に拾えるからです。手順書は最低限のヒントで、日本語の平易な文章であるべきです。
答えを直接的なヒントを書くのは絶対にやめてください。
これは「暗記」から脱却するため「必殺技」なのです。
手順書を書いたら、今度は、その問題を「手順書」を見ながら書いてみます。
「手順書」を見て書けなかったら、答えを見て、手順書にヒントを加えます。
これも答えを見ずに書けるようになったら次の問題に進みます。
3回ぐらいやれば書けるようになるでしょう。
手順書はノートに書き留めてください。なぜなら次は手順書なしにコードを書くからです。
2周目も1-1から1-6までやります。
【3周目】AIアシスタントの力を借りて解くゲームです。
今度はテキストにある「ヒント」のみを頼りに書きます。
わからなくても答えを見てはいけません。
そのかわりAIアシスタントを力を借りることはOKとします。
もし「何から解けばいいかわからない」という事象にあった時は、1周目に戻ってください。
「ある程度書けるけど、詰めが甘くて失敗した時」の対処法を学びます。
これは開発者と同じ土俵に立つシミュレーションです。
コードを書くと、AIアシスタント側はこちらの意図を察知してプログラムを完成させてくれます。
ポイントは、そのコードの原理がわかっているかどうかです。
もし、理解できないコードが現れていたら2回目に戻ってください。
AIアシスタントは難しい書き方を推奨することもあり、それを覚える必要はない可能性もあるからです。
このようにして、AIアシスタントを使わずに解けるまでやります。
1周目や2周目まで戻る人もいるでしょうから、3周目はほとんどの方が2回以内でクリアできると思います。
まずはこここまでやってみましょう。
ご自身で挑戦したみたところ、色々と疑問が湧いた方は、下記の講座で、私にダイレクトにご質問ください。
【4回目】こまめなバクチェックのやり方に気を配る
初心者によくある間違いは、1ロジックの追加ごとの検証を怠ることです。
大きなブロック単位でコードを暗記しようとするので、小さいまとまりが区分けできません。
もっと小刻みな実行タイミングがあるのに、それに気づかないのです。
これはプログラミング経験のある人に見てもらうしかありません。
独学の限界はここにあります。
【5回目】確認テスト
1-1から1-6まで、ノーヒント「通し」で解いてみる。
これもコーチに見てもらいます。
悪い癖、考え方、悪い手捌きを指摘してもらいましょう。
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